2022.8.21 八ヶ岳での下山時の転倒を振り返る

今年は山岳事故の報道を多く見かけますね。

単に件数が多いのか、または報道が多いのか、自分がその手の記事を追いかけてるからなのか。

いずれにしても、安全には十分に注意を払って山に入りたいものです。

かく言う私も、6月の八ヶ岳では、阿弥陀岳から美濃戸まで下る際、同じような道でなんと「4回」もコケました。

その日は、6時半に硫黄岳山荘を出発してて、終盤だいぶ「疲れてた」という一言で済ませてしまえばそれまでなんですが、

「4回もコケた」のだから「疲れてた」ではなく原因と思われることを考えておこう、ということで振り返ってみました。

<路面状況>ドライ、割と急な階段状で10~20cmの石が多い(ザレ?)。

<転倒状況>4回とも同じ体勢。左足を前に滑らす、右足は折り畳み、左手を後ろにつく…

 ・転倒1回目の心境:おっっと、こけた~。気を付けないとな。

 ・転倒2回目の心境:またやったよ。足疲れてるな、しっかりしないと。。

 ・転倒3回目の心境:いい加減にせい。次はないぞ。

 ・転倒4回目の心境:・・・(グローブしてたけど左手の平から流血…)

 

その後も、7月、8月と山を歩いて感じたことは、

あの時は、一歩一歩足を下す際、疲労がきてる膝や太腿部分に意識が集中していて、足を置く際の接地への意識が薄かったのが原因だったのかなと感じています。

疲労してる部位に体重がかかる時に、体勢を保とう、整えようと備える意識が集中してしまい、肝心の路面とのコンタクトの意識が薄かったと思います。

考えてみれば当たり前ですよね。膝や太腿に力がかかる前に、足裏で路面を捉える方が先なのですから。

 

それ以降、下山で疲労が溜まってきた時は、路面コンタクトに注意を払うようにして、いまのところ転倒を回避しています。

皆さん、ご安全に~★